労働衛生管理の基本
総括的な管理
- ・労働衛生管理体制
- 労働衛生管理を継続的、計画的に推進するために必要な総括安全衛生管理者、衛生管理者、産業医等を選任してそれぞれの職務を果たすことができる組織体制を整えます。また、衛生委員会等を開催して職場の意見を反映した対策を進めます。
- ・労働安全衛生アセスメント
- 職場における危険有害性等の健康障害要因の洗出しを行って評価し、取組課題を明確にします。
- ・労働安全衛生マネジメントシステム
- 職場における安全衛生活動の方針を定め、計画、実施、評価、改善を一定期間ごとに繰り返して安全衛生水準の向上に努めます。
作業環境管理
作業場所の照明、温度、騒音などの状態や有害物の空気中の濃度などを定期的に測定し、作業環境を適切な状態となるように管理します。喫煙対策を含む快適な作業環境の形成を進めることも望まれます。
作業管理
労働が働く人の健康に与える影響や、健康障害を予防するための「労働衛生の三管理」の意義を理解し、たとえば健康診断をきちんと受けることや保護具の着用の重要性を学ぶことにより、働く人自身が進んで自分の健康を守るようにすることです。
健康管理
健康診断、ストレスチェック等によって、心身の健康状態を継続的に把握し、個人の健康状態に応じて、運動や栄養、メンタルヘルスなどの保健指導等を行い、必要があれば就労上の配慮をします。また、長時間労働者で疲労の蓄積がある人には、医師による面接指導を行います。
労働衛生教育
労働が働く人の健康に与える影響や、健康障害を予防するための「労働衛生の三管理」の意義を理解し、たとえば健康診断をきちんと受けることや保護具の着用の重要性を学ぶことにより、働く人自身が進んで自分の健康を守るようにすることです。