尿沈査 |
尿沈渣(にょうちんさ)とは、尿を遠心分離器にかけたときに沈殿してくる赤血球や白血球、細胞、結晶成分などの固形成分のことをいいます。これらを顕微鏡で観察し、尿沈渣の数の増加や有無を調べて、腎臓などの異常の診断を行います。
●異常な場合に疑われる病気
赤血球…急性糸球体腎炎、腎盂腎炎、膀胱炎、尿道炎、腎腫瘍、腎結石など
白血球…腎盂腎炎、膀胱炎、尿道炎など
円柱細胞…慢性腎炎、糸球体腎炎、腎盂腎炎、ネフローゼ症候群など
上皮細胞…膀胱炎、尿道炎など
結晶成分…腎結石、急性肝炎、閉塞性黄疸、痛風など |