エラスターゼはタンパク分解酵素の一種で、膵臓以外に白血球、血小板、大動脈などに存在しますが、膵臓に含まれる量が最も多く、すい臓がんが疑われる場合に測定されます。また、膵臓がんのほか、急性・慢性膵炎でも高率に陽性を示します。膵臓疾患で、一般に測定されるアミラーゼより特異性が強いのが特徴です。一般に、CA19-9と組み合わせて測定します。 異常値の場合 急性膵炎では、エラスターゼ1の高値を持続する期間がアミラーゼより長く、病態をよく反映します。膵臓がんでは、陽性率が約70%となっています。
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