健康のとびら
項目名 | 解説 |
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TTT/ZTT(チモール混濁試験・硫酸亜鉛混濁試験) | この検査はともに、血清中のたんばくの性質を調べる検査で、血清膠質反応とも呼ばれ、肝臓のダメージの程度が簡単にわかります。検査方法は、血清の中に試薬を加え、濁りや沈澱がどの程度できるかによって判断します。これに属する検査法は以前からたくさん試みられてきましたが、現在一般的に行われているのは、チモールを試薬として用いるチモール混濁試験(TTT)と、硫酸亜鉛を試薬にする硫酸亜鉛混濁試験(ZTT)です。 この検査は、肝障害の診断だけでなく、経過を追うためにも利用されます。 ●異常値が出たときに疑われるおもな病気 ●ZTTの値が高い場合 ・慢性肝炎 ・肝硬変(著しく高くなる) ・膠原病 ・サルコイドーシス ・肺結核 ●ZTTの値が低い場合 ・悪性高血圧症 ・転移性がん ・糖尿病 ●TTTの値が高い場合 ・ウイルス性肝炎(急性肝炎) ・肝硬変 ・高脂血症 ・関節炎、関節リウマチ ・全身性エリテマトーデス ・糖尿病 |