健康のとびら

検査内容、検査用語について
 
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項目名 解説
尿PH



pH (ペーハー)とは、水素イオン濃度の略称で、酸性度ともいわれています。尿pH検査は、試験紙に尿を浸して酸性 (pH値が低い)かアルカリ性 (pH値が高い)かの判断とその程度を調べる検査です。pH値は、生活習慣病や運動後などでも異常値を示すことがあり、診断は他の検査結果と併せての総合判断になります。尿は、過呼吸、ビタミンB2の服用、尿路の感染、たんぱく尿などの場合はアルカリ性に、激しい運動後、肉のとり過ぎ、発熱、脱水、下痢、呼吸障害や代謝異常により体内で産生物質がたくさんできている場合は酸性に傾くという傾向があります。

中性は、pH7です。尿は腎臓のはたらきで、健常者の場合だいたいpH6前後の弱酸性に保たれています (酸塩基平衡)。これが強酸性やアルカリ性に傾いた場合、体内の酸塩基平衡が何かの異常によってくずれていることを示唆しています。高値を示した場合アルカリ性、低値なら酸性尿と呼んでいます。アルカリ性尿で代謝性アルカローシス、膀胱炎、腎盂腎炎などで、酸性尿の場合、呼吸性、代謝性アシドーシス、糖尿病などがあります。

 


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