健康のとびら
項目名 | 解説 |
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プロラクチン | プロラクチンとは、脳の下垂体から分泌されるホルモンのことで、女性の場合は妊娠・出産に大きく関わっています。妊娠中は乳腺を発育させ、出産後は乳汁の分泌を促します。 出産後は、エストロゲンとプロゲステロンの分泌が急激に低下してプロラクチン(PRL)の分泌が増加します。また、赤ちゃんがお乳を吸う「乳腺刺激」が、さらにプロラクチンの分泌を促すことで、乳汁がスムーズに分泌されます。男性では、前立腺や精嚢腺の発育を促す役割を担っています。 異常値で疑われる疾患 高値…プロラクチン産生腫瘍、乳汁漏出性無月経症候群、勃起不全(男性の場合)、視床下部や下垂体の障害、乳がん、甲状腺機能低下症など 低値…シーハン症候群、下垂体腫瘍、甲状腺機能亢進症など |