健康のとびら
項目名 | 解説 |
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溶血 | 溶血とは、血清部分が通常は黄色なのですが、これが赤色を呈している状態です。 これは、血液中の赤血球が、何らかの影響によって壊れてしまい、赤血球中に含まれるヘモグロビン(血色素)が血清中にでてしまうことにより起こります。溶血を起こす原因は、病気によっても起こることがありますが、採血の手技の影響で起こることがほとんどです。この溶血がなぜ問題かというと、この溶血によって一部の血液検査項目が正確に測れないことがあるためです。このように一部の血液検査結果に影響を与えることがあるために、血液検査結果に溶血がある場合は、その旨を記載することがあります。 ●溶血により異常値を示す血液項目 高値を示すもの カリウム、LD(LDH)、AST、血清鉄、フェリチン、葉酸、アルドラーゼ など 低値を示すもの インスリン など |