甲状腺がん(未分化がん) |
甲状腺がんの乳頭癌や濾胞癌は、癌の細胞が分裂して成長しきった癌です。これら成熟した癌のことを「分化癌」といいます。分化癌は成長しきった癌のため進行する速度も遅く他の箇所に転移することも少ないので、癌の中ではたちの良い方なのですが、これとは逆にまだ成熟していない「未分化癌」というのも存在します。
未分化癌は甲状腺にできる癌の中でも最もまれな癌で、髄様癌よりもさらに発症率の低い癌なのですが、死亡する率は逆に最も高く、発症が確認されてから5割の人が半年以内に死亡するといわれています。 |