健康のとびら
項目名 | 解説 |
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黄色ブドウ球菌(Staphylococcus aureus) | 顕微鏡で見ると、ぶどうの房のように集まっていることから、この名前が付けられました。この細菌は、食中毒の原因となるだけでなく、おでき、にきびや、水虫等に存在する化膿性疾患の代表的起因菌です。そのため、健康な人でものどや鼻の中などに高率で検出され、動物の皮膚、腸管、ホコリの中など身近にも存在しています。この菌は、食べ物の中で増殖するときにエンテロトキシンという毒素をつくり、この毒素を食品と一緒に食べることにより、人に危害をおよぼします。菌自体は熱に弱いが、この毒素は100℃30分の加熱でも分解されません。酸素のない状態でも増殖可能で、多少塩分があっても毒素をつくるため、汚染を受ければあらゆる食品が原因食となる可能性を持っています。 |