健康のとびら
項目名 | 解説 |
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異型リンパ球(血液像) | 異型リンパ球は一過性に出現する反応性リンパ球であるが、しばしば腫瘍細胞である“異常リンパ球”と混同される。逆に、リンパ系腫瘍細胞を異型リンパ球と誤診されることもまれにある。異型リンパ球が10%未満ならば、なんらかのウイルス感染によることが多く、症状がなく再検して増加していなければ経過観察でよい場合が多い。異型リンパ球が10%以上の場合は単核球症と考えられ、Epsterin Barrウイルス(EBウイルス)による伝染性単核球症の頻度が最も高いため、EBウイルスの血清検査、肝機能検査をオーダーする。同時に、他の疾患による単核球症類似疾患も考慮する。 |