健康のとびら

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項目名 解説
LH比  LH比とは、「LDLコレステロール値÷HDLコレステロール値」で示される比率のこと。たとえば、LDLコレステロール値が135mg/dlで、HDLコレステロール値が45mg/dlとすると、「135÷45=3」で、LH比は3.0となります。

例で示したLDLとHDLの数値(135mg/dl、45mg/dl)は、個別にみると、どちらも現在の基準では「正常」の範囲です。治療が必要とされるのは「LDLコレステロール値が140mg/dl以上」、または「HDLコレステロール値が40mg/dl未満」なので、どちらにも該当せず、健康状態ということもできます。

ところがLH比で見ると3.0とは、動脈硬化がかなり進んでいる状態であるとの報告もあります。

●病院での調査例などから、LH比が2.0を超えると血管内のコレステロールの蓄積が増えて動脈硬化が疑われ、2.5を超えると血栓ができている可能性があり、心筋梗塞のリスクも高いことが指摘されています。その反対にLH比が1.5以下では、血管内がきれいで健康な状態です。

そこでLH比の目安として、「他に病気が無い場合は2.0以下に」、また「高血圧や糖尿病がある場合、あるいは心筋梗塞等の既往がある場合には1.5以下に」することが望ましいとする病院が増えています。

 最近は健康診断で、LDLとHDL両方のコレステロール値を計測することが一般的になってきています。LH比(LDL値÷HDL値)は簡単に計算できるので、コレステロールを見直すきっかけにしましょう。



 

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