健康のとびら
項目名 | 解説 |
---|---|
甲状腺ホルモン検査 (TSH・FT4・FT3) | 甲状腺ホルモンは、喉仏(甲状軟骨)の下の気管の外側についている甲状腺から分泌されるホルモンのことで、エネルギー代謝を調節する重要なホルモンです。甲状腺ホルモンは、脳の下垂体から分泌される甲状腺刺激ホルモン(TSH)の作用によって、その分泌が促進されます。このホルモンが過剰になったり、不足したりすると、甲状腺ホルモンにも過剰や不足が見られるようになります。この検査では、これらのホルモンの分泌機能に異常がないかを調べます。甲状腺ホルモンは、体内のたんぱく質合成やエネルギーの代謝、酸素消費などの能力を高める作用があり、その種類はT4(サイロキシン)T3(トリヨードサイロニン)に分かれます。血液中ではT4、T3は、たんぱく質と結合しておりホルモンとしては作用しない為にたんぱく質と結合していないFT4(遊離サイロキシン)FT3(遊離トリヨードサイロニン)も測定します。 ※当会は、FT4・FT3・TSHを測定いたします。 ●TSH高値、FT4高値・・・TSH産生腫瘍、甲状腺ホルモン不能症 ●TSH低値、FT4高値・・・バセドウ病、無痛性甲状腺炎、亜急性甲状腺炎、プランマー病 ●TSH高値、FT3低値・・・甲状腺機能低下症 ●TSH低値、FT3低値・・・中枢性甲状腺低下症 |